新型コロナウイルスの影響で数多くの多くの飲食店が休業あるいは、テイクアウトをメインとした運営を余儀なくされていたが、それも緊急事態宣言が解除され少しではあるが光が差してきた。しかし、忘れてはいけないのが、ウイルスは確かに残っており社会にその影響を間違いなく及ぼし続けている。解除されて営業できるかといって、コロナ問題以前のような営業は難しい。そして極めて危険だともいえる。自身の店舗で感染者が出てしまえばたちまち、休業を余儀なくされるほか風評被害が及ぶということも考えられる。そんな事態を防ぐためにも慎重かつ確実に新型コロナウイルス対策をとることが大事である。
体調確認
まずは従業員から
自信の体調管理はもちろんのこと、従業員の体調管理の徹底は不可欠ではないだろうか。
検温を毎日してもらい、確認することはもちろんのこと少しでも体調に異変があれば休暇を指示できる環境を取ることが大事だ。これまであればシフトに穴をあけられないという責任感が職場環境としてよいものだったかも知れない。でもこの状況下ではそれは間違っている。その責任感を感染拡大防止に向け双方に体調が悪ければ休む・休んでもらうという意識・指導徹底が求められる。
また、従業員には業務中には必ずマスクを着けてもらう。従業員がマスクを持っていない・忘れてきたことも想定して店舗にマスクを準備しておく必要があるだろう。これは感染防止となるだけでなく店舗が新型コロナウイルス対策を行っているということのアピールにもなりお客様も安心して来店できるという意識に繋がるのだ。
そして、お客様にも
感染予防対策はお客様にも要求することが必要となる。
入店時に必ず非接触の体温計で検温を実行し、37.5度以上の熱がある方は来店を断った方が良いだろう。なかなか折角足を運んで来店してくれたお客様に来店拒否をすることは難しいともいえるが、この状況下ではそれは理解してくれるのではないだろうか。付け加えるなら、店頭に「検温を実施中」などのポスターやPOPが掲示されていればよりスムーズに実施できることだろう。
消毒・除菌もマスト
店舗入り口に従業員含め、お客様など全ての人がアルコール消毒をするという環境が珍しくなくなっている。それは飲食店も同様でこういった環境が望ましい。店舗に入る際のドア、店内のテーブル・メニュー・食器など触る前に手を綺麗な状態にさせることが大事である。直接触れなくても、モノを介して感染することも少なくない。このリスクもまた格段に減らすため、入店前の手の除菌は徹底したい。
また、共用部分の除菌もまた怠ることは出来ない。定期的かつ頻繁に消毒除菌することを習慣化していくことが望ましい。この消毒が徹底されていないと感染リスクを高めることは言うまでもない。
こういった事を踏まえると極力テーブルにはモノを置かないことが重要となる。テーブル上に置くものを減らすことで除菌作業にかかる時間も減らすことができ、感染リスクを下げる事にも繋がるのだ。
3密の防止と接触回数
・換気の悪い密閉空間
・多くの人が密集する場所
・近距離での密接した会話
いまや誰もが知っている「3密」。
これを回避することもまた当然だろう。
密閉空間にならないようにドアや窓を開けるなどして、換気をすること。
そして、お客様同士の距離が狭まらないように座席の距離間隔を広く確保すること。もし、十分な間隔が取れない場合は透明なシートなどを天井から降ろしたり、席と席の間に衝立を置くなどの準備をしておくことも一つ。座席の配置を工夫し対面とならないようなテーブルレイアウトを作るのも一つ。つまりはお客様同士が接触しないような環境を作ることが大事である。それが密接の回避にも繋がる。
接触回数を減らす手段として、タブレットタイプのメニュー導入やセルフレジなどもあれば良いのだろうがこれらには設備投資もかかってくる。
今は出来る対策を徹底して実施し、その後に検討していくのが得策ではないだろうか。
臨機応変な対応が求められている
営業再開が出来ることは大変うれしいことだ。安堵している方も多いことと思う。
しかし、油断をしてはいけない。まだコロナウイルスは存在するのだ。
徹底した対策が必要だということを忘れてはいけない。
今まで通りの営業スタイルに戻したいという気持ちはとっても分かるが、社会は革新を求めている。
店内レイアウトの構成を再レイアウトするなどの環境づくりから非接触対応を可能とする機器の導入も見据え、この難局を乗り越えていく策を模索しつつ挑戦していくことが必要だ。
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