第二回事業再構築補助金の採択結果の傾向は?

第二回事業再構築補助金の採択結果の傾向は?

不正行為の審査が慎重に?

第一回の結果発表は、公募終了から41日後でしたが

第二回の結果発表は60日後でした。

不正行為の防止のために慎重に審査が行われたり、

また、お盆休みがあったためと考えられます。

前回よりも採択率が大幅UP!

引用:事業再構築補助金 第2回公募の結果について

採択結果は表のとおりです。

受理率が第一回より約2%アップしました。

これは事業者の方の努力により

不備が減った結果だと思います。

申請件数ベースで採択率は50.92%と、

前回の採択率より約10%近くもアップしています。

宿泊・飲食業の応募が多い

引用:事業再構築補助金 第2回公募の結果について

全体の申請の19.6%が宿泊業・飲食サービスでした。

「新メニューの開発」という

一見通らなさそうな申請も

ECサイト構築と組み合わせて採択されています。

自粛で集客できなくなった事業を

別の事業へと積極的に変換する事業計画が、

やはり採択されています。

都道府県別の採択状況

引用:事業再構築補助金 第2回公募の結果について

第一回と変わらず、応募件数は

東京・大阪・愛知が多い結果となりました。

一方、採択率は、

高知県、富山県、山梨県が高かったようです。

採択例を見てみると、

日本の伝統文化を維持しながら、

時代に合ったスタイルに変化させる事業や、

自然をテーマにした事業が採択されています。

●採択例

・新たな呉服屋の在り方の構築~定額制カジュアル呉服レンタルサービス

・日本料理の一品料理である天ぷらの店頭販売事業

・1日1組限定まるごと貸切キャンプ場の経営

次の公募は…

第三回公募は2021年9月21日に締め切られました。

第四回は2021年10月下旬ごろから始まり、

2021年11月下旬に締め切られる見込みです。

 

第三回公募の傾向を見ると、

小規模事業者が申請しやすいよう、

若干変化しているようです。

また、不備があった場合は連絡が入り

修正して再申請できるようになっています。

 

第二回の採択結果を見ると、第一回よりも

申請受理率も採択率も上がっています。

大規模な補助で注目の事業再構築補助金。

うまく活用していきましょう。